家の作りようは、夏をむねとすべし...造作は用なき所をつくりたる見るもおもしろく・・・
(夏の暑い盛り、夏向きに作らなかった家は、耐えがたい暑さに悩まされる。)
徒然草の一部です。
京都の夏は暑く冬は寒い。そういうところに生きている人にとって、
生活を快適に過ごせる「住居」の問題は、大きな関心事だったのでしょう。
京都の町屋は「うなぎのねどこ」と呼ばれ、間口が狭く奥に長いのですが、
中庭を作って奥まで風が通るように工夫されていたり、天窓を作ったりと、
各所に"すみやすい"構造が隠されています。
◯△□乃徳も100年以上前に建てられたものですが、昨年昔の良いところを残しながら改築しました。
まだ年若い30代の建築士さん達が作ってくれました。
今日は、少しですがお店の様子をご紹介致します。あまり目につかない天井部分などを載せてみました。