



今日は、蛸御飯を作ってみました。お刺身用の蛸を刻み、出汁と梅干しを入れて炊きます。
そして三つ葉を添えます。梅干しの酸味が爽やかで美味しいです。
刻みすぐきは、上賀茂の戸田さんが作られました。
器は、澤村陶哉作「須磨」です。
源氏物語の主人公光源氏は、政治の場から失脚し勅勘の身となり、須磨に退居します。
そこで須磨でのわび住まいがはじまります。そこで明石の上と出会い、可愛い姫に恵まれます。
じっと我慢の日々のくらしの中に少しずつ楽しみをみつけたいものです。
いつかお店にも蛸御飯を食べにいらして下さい。お待ちしております。
"春すぎて 夏の香りがふうわりと さえずり歌う 山の鶯"