器 京焼 澤村陶哉「天門」
登窯「臥龍窯」
丹波黒豆から生まれた黒大豆の枝豆、紫がかった薄皮と豆の形が頭巾形なので、名付けられました。
今日は、西ノ京の農家入江さんの豆です。今出はじめなので、柔らかくて丸々していて、早速豆ご飯にしました。
ほっこりした匂いと甘さが口の中に広がります。
西ノ京は、北野天満宮に奉仕する神人が住んだ地域です。酒麹座を形成していました。
また近郊野菜農業地として市中へ生産した野菜を供給していました。
その当時から、五穀豊穣を願って、里芋の茎で屋根を葺いた神輿がでる、
瑞饋祭が京都の秋祭りの先陣を切って行われています。
最近は、この地域も変わりつつあり、応仁の乱の時代からある、西ノ京の神人であった川井家も、
今は解体されマンションになるべく更地になってしまいました。
西ノ京が栄えていた時代の名残りが少しずつ消えていくのは寂しい事です。
◯△□乃徳は、100年程前の長屋ですが、たくさんの人に来ていただいて、
京都の原風景をたのしんで頂ければと思います。
今は、小さな庭の苔と青紅葉が綺麗です。実は、お庭にもお店と同じ◯△□があるんです。
何処にあるか、是非探しにいらしてください。
"夏草や つわものどもが 夢の跡"
松尾芭蕉(奥のほそ道)