平居 幹央

About Mikio Hirai


父がつくった土台

明治初期に『平居機業店』として創業。創業当時は帯の裏地を織っていたと聞いております。
3代目の祖父・豊太郎が、戦後法衣金襴を織っている幼馴染からの勧めで法衣金襴織に移行。4代目の父・豊一が現在のかたちを確立しました。
祖父はお酒も弱く、得意先や同業者で作る会に出るのが苦手だったため、父にすべてを任せていました。機(はた)に座ってひたすら織っているのが性に合っているのか、祖父は心地よい同じリズムでずっと織っていました。



平成7年に平居機業店から『有限会社 織匠平居』に社名を変更。
当時弊社にはまだ持柄が少なかったのですが、父は絵心もあり新柄を考えるのが得意だったため時間があれば新柄作りも並行して取り組んでおりました。そのおかげもあり、現在でも父の考えた柄が数十年たっても決まって出る柄であることは弊社にとっても財産であり、父には感謝しています。
父の考えた柄はデザインの美しさのみでなく配色も優れていており、その柄に何かを足しても引いても成立しない完成されたものになっています。類似品が出てもどこか違和感のある商品になるため、結局弊社に注文が来ます。



また父は、平成10年に経済産業大臣指定工芸品「西陣織伝統工芸士」、同年「厚生労働大臣表彰」(卓越技能章)、平成11年の西陣織大会において「文部大臣表彰」、平成14年「経済産業大臣表彰」、平成19年には天皇陛下より瑞宝単光章授与の経歴があり、技術の高さと製品に対する信用を確立しました。
平成6年には、「京の職人衆フェスティバル」において、西陣業界では初めての「親・子・孫3代表彰」を受賞しています。


平居 幹央 プロフィール

昭和44年 12月 8日 京都生まれ
平成03年 中華人民共和国 北京言語学院 中国語科修了
平成15年 平居機業店(現 有限会社 織匠平居) 入社
平成19年 「京の若手職人総合技術コンクール」 優秀賞
平成19年 京都府「京もの認定工芸士」 認定
平成20年 「西陣織伝統工芸士」 認定
平成24年 京都市「未来の名匠」 認定
平成29年 有限会社 織匠平居 代表取締役社長 就任
平成30年 京もの認定工芸士会「響」初代会長 就任