天正15年(1587)天下人豊臣秀吉が、木が生い茂り小川のせせらぎが聞こえる北野天満宮で、公家や諸侯を集め神前大献茶会を催しました。
秀吉はその折、茶菓として出された餅を気に入り「長五郎餅」と名づけました。
さらりとした甘さとなめらかな餅の口当たりが、絶妙な味です。
北野大茶会をあらわした縁起図には、秀吉や利休やお公家さん・武士・一般の人々まで、沢山の人々が描かれています。
そして北野天満宮には、太閤が使ったと言われる井戸が残されています。
鳴かぬなら 殺してしまえ ほととぎす 織田信長
鳴かぬなら 鳴かしてみせよう ほとととぎす 豊臣秀吉
鳴かぬなら 鳴くまでまとう ほととぎす 徳川家康
戦国時代、天下人として名を残した英雄の姿は、時々に変わっていきますが、
それぞれの天下人に想いをはせて、美味しいお抹茶(一保堂)とお菓子をお楽しみ下さい。