茶器 川戸圭介
器 穂積和彦
宇治のお茶は、明恵上人が栂尾に茶種を播いたあと、宇治の百姓に、
上人が馬に乗って畑地をめぐり、馬の足跡に種を播くことを教えたと言われています。
黄檗山万福寺の山門前に「駒の足影」の碑がたてられてあり、
"栂山の 尾の上の茶の木 分けて植えて 跡ぞ生うべし 駒の足影"
という歌が刻まれています。栂尾も宇治も、お茶が育つ条件が似ていたのかもしれません。
今日のお茶は、小山園さんからです。すっきりした味わいで、少し伊勢茶にも似ています。
これに、讃岐香川の伝統菓子「おいり」を添えてみました。
讃岐の人は、「おいり」を持って他家へ嫁ぎ、家族の一員としてお入りになります。
丸くて可愛いらしいお菓子で、京都のお茶にもよく合います。
今日は、お煎茶のお稽古の日でしたので、テーブル手前をしました。
煎茶教室もございますので、ご興味おありの方は、煎茶体験からお気軽にお申し込み下さい。