"山門をでれば 日本ぞ 茶摘み歌"
一字庵菊舎
茶処宇治に、黄檗山の大本山萬福寺があります。
江戸初期、明の禅僧隠元禅師が創建しました。異国情緒あふれるお寺です。
隠元禅師を知らない方でも、インゲン豆、すいか、普茶料理などを伝えた人といえば、お分かりになると思います。
隠元禅師は、中国の最先端の文化を日本に伝え、仏教の茶としての煎茶も伝えました。
萬福寺のまわりは、のどかな茶畑が広がっています。
茶の量は、多くありませんが、高級なお茶を沢山生産しており、それが近くの町や村に伝わりました。
今日はその中の一つ、和束の藤弥さんのお茶が届きましたので、ご紹介致します。
味わいのある、甘い上品な煎茶です。
茶器 御室焼 北村和善
蓮の皿 葉の皿 長村萌花
御室焼は、仁和寺の近くに、江戸時代野村仁清が窯を開いた場所です。
そこで製作された煎茶作家、北村和善の作品です。
蓮の皿と葉の皿は、清水寺の門前、茶碗坂にある京焼、澤村陶哉一門の長村萌花作です。
京都の文化をお楽しみに、◯△□乃徳にお越し下さい。