






祇園祭は、869年(平安時代)に疫病が流行した時に、勅を奉じて神泉苑で、
当時の国の数66本の矛を立て、疫病退散の神事を行ったことが始まりとされています。
現在の鉾や山が登場するのは、室町時代頃からです。山二十基 曵山三基鉾十基の三十三基が巡行します。
鉾や山は、日本や中国の故事から作られています。今日は、伯牙山についてお話しします。
別名琴破山といい、琴の名人伯牙が、自分の琴の理解者である友人の鍾子期の死を悲しんで、
斧で琴の弦を断ったという故事に由来します。
伯牙の作曲した“流水"という曲は、宇宙船ボイジャーに、地球の曲として入れられているそうです。
今も宇宙の旅を続けているのでしょう。
ボイジャーと遭遇した宇宙人は、伯牙の作曲した曲を聞いて、どのように感じるのでしょうか。
果てしない宇宙に、壮大なロマンを感じます。
壮大な宇宙に、また伯牙の曲に想いをはせて、涼やかな一日をお過ごし下さい。