京都もいよいよ梅雨入りです。
ご近所さんに紫陽花を頂いたので、活けてみました。
紫陽花は、土の酸性度によって、赤くなったり青くなったり七変化します。
異名も沢山あり、花の色が様々なところから、八仙花.七変化と呼ばれたりしています。
面白いところでは、江戸時代のドイツの医師シーボルトが「お滝さん」と呼んでいたことから、「オタクサ」と呼ばれたりもします。
可愛い名前では手毬花、お菓子の名前にもよく使われる四葩(よひら)の花などがあります。
雨が降る梅雨時、しっとり濡れた紫陽花の葉の上を、カタツムリが、雨のカーテンの間から見えるのも素敵です。
6月になりますと、暑い夏を元気に過ごすための行事か沢山行われてます。
その一つに、紫陽花を半紙に包んで水引をかけ、雪隠(トイレ)にかけておくと、病気にならないという言い伝えがあります。
お店にもかけてみました。来られた皆さまがお元気に過ごされますようにと願いを込めて
"梅雨の入り 野辺のみどりぞ いろいろに いろ鮮やかに 春雨の降る"