桃山末、江戸初期に伏見で作られ始めた土人形で、かつては伏見稲荷大社の稲荷山の土で作られており、土産品として広まりました。郷土玩具、土人形の元祖です。京都では、家を持つと初午に伏見稲荷大社を参拝し、伏見人形の布袋さんを買って帰ります。毎年小さいものから大きいものえと買い足して並べていく、これを七年間続けると七福神に通じると言われます。途中で不幸が訪れた時は、一からやり直します。 今年は子年です。大国主の神使であるねずみは、縁結び・招福・繁栄・財運・健康の象徴として縁起が良いものです。