茶人・天江大陸さんからご依頼をいただきまして、アマン京都 開業3周年記念「森の庭 茶箱セット」の紙胎茶器、瓢箪建水の制作をさせていただきました。
そして販売記念として11/3に開催された野点茶席にご招待いただきまして、僭越ながら臨席してまいりました。
お茶の道具、制作したのは実は初めてです。
不思議な緊張感を携えながらの天江さんとの打ち合わせは、自分だけで制作する時とは違う、やり取りの中から生まれるものの魅力を拾い集めるような感覚でした。僕の普段の制作を深く理解していただいていたので、非常に制作は進めやすかったです。
あと、いつも美味しいお茶をいただけるので打ち合わせは毎回楽しみにしてました…
まだまだ自分の至らないところも実感しながら、できることを最大限やったような感じです。
実際に自分の作品が使われている場面を見ると、いつもはなんだか少し恥ずかしい気持ちにもなったりするのですが、今回、茶席にて天江さんがお茶を点てていた空間にあった僕の作品は凛と佇んでいて、なんだか少し誇らしい気持ちにもなりました。
アマン京都に伺うのはもちろん初めてでして、慣れないお茶席というのも相まって緊張しながら向かったのですが、非常に美しいお庭と野点の特性のおかげと言って良いのか、とてもリラックスしながらお茶席を楽しむことができました。
アマン京都の方にお庭の案内、説明までしていただきまして、陳腐な感想ですが今回の制作頑張ってよかったなぁと深く思う文化の日でした。