お得意先様からのご注文、無事納品出来ました。今回の柄は、地組織(タテ糸とヨコ糸の交わり方)が畦地と言ってタテ糸の半分が毎回上がります。
弊社はタテ糸密度が濃いため僅かな埃や糸のささくれ(数ミリレベル)があるだけで、本来上がってはいけないタテ糸が上がりキズになりやすいので、通常とは違った織り方をするのと、少し織っては鏡で織り表を確認するため、かなり手間と時間がかかります。しかし織り上がった裂は本金箔を唐草模様に、茗荷を本金糸で織っているため、本金の色と輝きの違いが出ます。
本金を使用していますが、とても上品な感じになってます。また、本金を使用しているため、織り始めに「手織本金別織」マークを織り込んでます。