機針(はたばり)という竹の先に5本の針のついた道具を、
竹へらを製作していただいた真下さんにお願いする予定です。
竹へら同様、職人さんが高齢のため廃業されて、今作っておられる職人さんはおられません。
この道具は、織り幅を出すためのもので、織っていくと本来のタテ糸の幅より縮みます。
柄にもよりますが、大きく縮むものでは1~1.5㎝ほど縮み、
タテ糸との差でヨコ糸を打ち込んだ時に端のタテ糸が切れるのを防ぐ目的と、
織り幅を出すことでヨコ糸を打ち込み易くする(織りやすくする)目的があります。
西陣では、道具や部品の枯渇が大きな問題になっるので、大切に使いたいと思います。